はじめに
2022年3月10日に学研プラスから発刊された、「ぼうさい (一生つかえる! おまもりルールえほん)」をご紹介します。
絵本のかたちをとった本ですが、けっして子供向けではありません。
ぜひ、防災関係者や教育関係者など、指導的立場にあるひとに読んでいただきたい。
著者:山村武彦さん
著者の山村武彦さんは、防災・危機管理アドバイザーとして50年以上の実績を重ねられていて、防災や危機管理に関する膨大な著作を上梓されています。
山村さんが所長をされている【防災システム研究所】のホームページ
https://www.bo-sai.co.jp/
自分は自分でしか守れない
この本は、自分で自分の身を守ること、親しい人たちを守ることを、5才児でもわかるように絵と非常にシンプルな文章で表現されています。
「ぼうさい」と題されていますが、水辺の事故でもっとも大切な背浮き・「浮いて待て」など、災害時だけでなくふだんから心がけておきたいテクニック、さまざまな人生の場面でこれだけは知ってほしいという事が、過不足なく書かれています。
今いる所がどこなのかを考える
この絵本の特徴は、大雨の時にどうするか?地震が起きたらどうなるか?海で溺れたらどうするか?といった、シチュエーションに合わせた対策を考えるのではなく。
山にきました。川のそばにいます。海に泳ぎにきました。など、自分が今どこにいて、そこにどんな危険がひそんでいるかを教えてくれています。
おなじ情報を伝えるにしても、見る角度を変えるとこんなにわかりやすくなるのかと驚きます。
こどもはもちろん、大人にこそ知ってほしい
絵本のかたちをとった本ですが、けっして子供向けではありません。
ぜひ、防災関係者や教育関係者など、指導的立場にあるひとに読んでいただきたい名作だと思います。
もちろん、保護者の方も是非、お子さんといっしょに学んでください(^^)/
わたしも、大切な人たちにプレゼントしました。
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