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【AIが人間を超える?】シンギュラリティの本当の意味とは?

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シンギュラリティとは?

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、人工知能や機械学習、ロボット工学などの技術が急速に進化することによって、人間の知能を超越する段階が到来し、人類の歴史や文明の進化が劇的に変化するとされる未来の出来事とされています。

シンギュラリティの概念は、アメリカの著名な発明家であるレイ・カーツワイルが提唱しました。彼は1990年代後半に、人工知能の進化によってシンギュラリティが到来するという仮説を発表し、現在ではシンギュラリティ理論の重要な提唱者として知られています。

技術的特異点 - Wikipedia
レイ・カーツワイル - Wikipedia

人工知能はヒトの知能を超える?

僕は、現在の深層学習などのAI技術をどこまで進めても、人工知能はヒトの知能を超えることはないと考えています。
世界中のありとあらゆる知識を集合させ、スーパーコンピューターで処理させたとしても、現在のAI技術ではその物事の意味を全く理解しないからです。

国立情報学研究所(大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構)が中心となって1980年以降細分化された人工知能分野を再統合することで新たな地平を切り拓くことを目的に、若い人たちに夢を与えるプロジェクト「東ロボ君」が失敗に終わったことからも理解できます。

ロボットは東大に入れるか。Todai Robot Project

本当のシンギュラリティ

実はシンギュラリティは人工知能ではなく、ヒトに起きる未来の出来事なのではないでしょうか?まずはコチラの動画をご覧ください。

TED Talks 僕は色を聴いている「I listen to color」
ニール・ハービソン Neil Harbisson

てdへのリンク

アーティストのニール・ハービソンは完全な色盲として生まれました。しかし、頭に装着したデバイスが、色を音に変換してくれます。ハービソンの目に映る世界はグレイスケールですが、彼の耳は常に色彩に溢れたシンフォニーを聴いています。人の顔や絵画も、彼は耳で聴いているのです。

そして彼は色彩認識の幅を広げようと思い、使用しているデバイスが音にできるスケールに、赤外線と紫外線を加えました。人間の目が認識できない色です。

彼には人間が見えないものを見えるようになったともいえるでしょう。

彼は言います。
「知識は感覚から育まれます。感覚を拡張できれば 知識を拡大することができるのです。」

「人の感覚を拡張する」それが人の技術的特異点をもたらす

知識をどれだけ集めても、それだけでは単なる情報の集積にすぎません。
ヒトの感覚を拡張すること。つまりAI技術を利用して新たな感覚拡張デバイスをヒトの感覚に取り入れる。

見えないものが見えるようになり、聞こえないものが聞こえるようになる。それこそがシンギュラリティ、技術的特異点なのだと思います。

感覚が拡張するとき、われわれ人類の前にどんな世界が現出するのか。いまはまだ誰も知らない世界ですが、そんな世界を想像するとワクワクしますね^_^
ニール・ハービソンの事例があるように、それは決して夢物語ではありません。

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